翌朝は9時ぎりぎりまで寝てました。起きあがれなかったというのが正解かもしれません。(笑)早々に朝風呂を浴び、朝食を頂きました。またもや、朝寝坊の奇怪な3人組は他のお客様の視線を集めていました。花小宿さんの営業に悪い影響を与えなかったことを祈るばかりです(^^;)。
朝食はカウンターで頂きました。二日酔いの私にはありがたい軽目の内容。冷たいお水が五臓六腑に染み渡りました。
朝食後は御所坊さんを見学させて頂ける約束でしたが、金井さんにご来客ということで、我々はもうしばらく花小宿さんでウダウダできることになりました。これ幸いと、友家ホテルさんが最近訪れた京都の俵屋さんのデジカメ画像鑑賞会となりました。三友さん曰く「高かったが、また行きたいと感じた」「細かい部分に至るまで、たとえば布団の寝心地など言葉にできない心地よさだった、手抜きしてない」・・・。最近は高い宿屋さんに興味が失せていたのですが(高いのだから良くてあたりまえだろうという意識)、単に高級旅館から何かを真似する為ではなく、上質な何か?(なんと呼べばいいか、そういう宿屋に行くと感じるあの雰囲気)を感じるために、あらためて巡ってみたいなと思いました。お金かかりますが(^^;)
さて、御所坊にむかうと金井さんはまだ来客中とのこと。

玄関先のこんな空間にしばし佇み、3人で立ち話。この時、たしか10時半頃だと思ったのですが、もう既に日帰り食事利用のお客様(身なりのいい奥様グループ多数)が、奥の会席処にいらしていました。この写真だけでも、火鉢に丸いコタツ布団にダウンライトに照らされた活け花と掛け軸・・・。よく考えてしつらえられてますよね〜、感心です。
その後、来客を終えた金井さんは私たちを館内案内してくださいました。お昼には東京に向けて出発しなければならないお忙しい身なのに、部屋、風呂、パブリック、そして!噂の日本で一番高価な貸切風呂まで(^^)/。本当にありがとうございました。

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御所坊の金泉は半混浴です。
私たちが入浴したときは、シニアのご家族連れが
お父さんが我々と一緒で、
お母さんと娘さんが女性側で…
「この前来たときは・・」みたいな
家族の会話で盛り上がっていました。
濁り湯ならではとも感じますが、
イヤらしい気持ちも含めて(笑)、
混浴って異様に心揺さぶられますね。
会話ができるのがいいです。
嵐渓荘に貸切風呂はありますが、
男女で会話のできる露天風呂も
造ってみた


↑クリックすると拡大します。
秘密の湯殿、偲豊庵には
謎の漢詩が・・・
実は読み方変えると、
実に愉快な漢詩なのです。
このお風呂に関しては
こちら
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さてさて、有馬の旅も終盤です。
大いに酔っぱらったはずなのに、朝から金井さんはとても溌剌としています。「道路の工事がはじまって…この辛いところをバネにしようと考えてる。20年前の御所坊リニューアルも、10年前の地震のときも、いつもマイナスをプラスにしてきた。今回も・・・」と、我々には、(ここでは明かせない)秘策を教えてくださいました。
新潟3人組。帰りの汽車の中でその話しを思いだし、全員が「自分もなにか動かなければ、やらなければと心から思えたよね」と振り返りました。有馬にでかけて、一番の収穫はそのことだったかもしれません。現状維持を目指しては現状は維持されず、常に夢と情熱をぶつけられる「その先」を目指すこと。見つけること。見つけようと努力して、動いて、考えて、形にしていくこと。ポンコツでも、我々3人は宿屋の経営者の卵。世襲であれなんであれ、それが我々の仕事なのでしょう。

有馬には金井さんたちが中心になって築いてきた名所がいくつもあります。帰り際にそのなかのひとつ「有馬玩具博物館」にお邪魔しました。各フロアーごとに趣向を凝らして、世界の、いろんな時代の玩具が展示され、遊ぶこともできます。そして、玩具職人もいらして今も木工玩具を創造している風景を眺めることもできます。いろんな玩具がありましたが、ひとつ大変気に入りまして、少々値は張りましたが購入しました。これです。↓

クリスマスピラミッドといいまして、展示してあったのは、もっと何段にも構成されたものでしたが、燭台にキャンドルを灯すと、その上昇気流でプロペラが回り、中の人形がくるくる巡るという優雅な玩具です。クリスマスの頃に嵐渓荘のラウンジに飾ってみたいと思います。
さてさて、金井さんはこれから東京へひとっ飛びとのことで、あわただしく出かけていかれました。奥様に我々は見送られて、素敵な有馬の町を後にします。福泉さんが「神戸牛!」と言うので、町中で見つけた肉屋さんに立ち寄りました。

彼はサーロインを土産に購入。私も少しですが購入。店の人に「これから7時間電車にのるんだけど、このままで肉、大丈夫でしょうか?」と聞くと、「7時間?保冷剤いれようか・・・でも、どこまで帰るの?」、「新潟です」、「あら…地震、大丈夫だった?」・・・と、地震の話題に。肉屋さんは10年前の震災のことを、まるでついこの前のことのように感じながら話してくださいました。いろいろやっぱり、大変だったみたいです。「がんばってね」と励まされ、ホント、ジーンときました。旅先だと人情も倍増しで心に響きますね。ちなみに、ここのお肉、とてもおいしかったです。三宮周辺の肉屋さんもちらりと覗いたのですが(驚くほど高いです神戸牛、やはり(笑))、なんだかこちらはとても良心的なお値段だったような…。
さ、これで本当に有馬とお別れ。電車まで少し時間があったので、ラーメンを食べることにしました。駅前に例の綿貫宏介フォントを発見!青龍居です。迷わず入店し、ラーメンとともに呑みたかったオリジナルサイダーも注文。ラーメンもサイダーもおいしかったのですが、食べながら見た光景に感心しました。というのも、私たちの後に若いカップルが入店してきました。見た目には分からなかったのですが、どうやら、外国からのお客様のようです。さささ〜っと、ここのお店のお兄さんがオーダーをとりにテーブルへ。もう全然あたりまえの風情で英語でオーダーをとり、二人と会話しています。国際色豊かな風景。
かえってこの場では、男二人でサイダー呑みながらラーメン食べてる我々の方が場に馴染んでないようでした(笑)
今度、有馬に行くなら雰囲気のある女性とだな〜と強く確信した瞬間でもありました。目の前でラーメンをすする福泉さんも、きっと同じことを考えていたに違いありません。男同士の今回も楽しかったけどね!
弥次喜多道中以上おそまつにて、おしまいおしまい。
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