つり橋便り > 2001年 > 2月
1木
 暦はもう2月。はやいもんです。ところで、私の高校時代の友人がある分野で有名になりそうです。はたしてそのことをここで紹介することが嵐渓荘にとってプラスになるのかどうか不明ですが、ま、一部の人には好評かも・・・ということでご紹介します。
2金  2月となりドサ雪が再び降り始めました。除雪にはだいたい半日を費やします。それから雑事をこなして、PCに向かい繁忙期にはできないあれこれに没頭。あっという間に夜遅くなってしまいます。なんだか最近帰りの遅い晩が続きまして、嫁さんとのコミュニケーションが不足しておりました。FLASH5というおもちゃも手に入れたりしましたからなおさらでした・・・。
 やっぱり雪の少ない新潟の市内から、こんな雪深い山奥に住まいを移して苦労や不安が多いのはあたりまえですねぇ。 ちょっと気遣いが足りませんでした。「いろんなものに押さえ込まれている」ような感覚がするのだそうです。思い返せば私も東京から出戻った頃には、閉塞感にいらいらして荒んでいたような気がします。田舎は良いところもたくさんありますが、自分の方から積極的に折り合いをつけていかないとどんどん辛くなっていく生きにくい面も多くあります。
 今日からしばらくは嫁さんタイムをたっぷりとって、嫁さんの調子を取り戻してあげようと思います。
3土

 口コミって凄いなぁ。この温泉サイトは興味深いです。特別に宣伝・広告していないのに全国的に評判の宿ってありますよねぇ。このWEBにはアンケートページがあるのですが、そんな宿屋さんが名を連ねています。口コミなんでしょうけど、その力って凄いもんだ。・・・残念ながら嵐渓荘はランクインしてません(T_T)

4日

 温泉をこよなく愛する方たちの研修会が嵐渓荘にて開催されました。遠くは大分県からの参加もありました。夜も早めに就寝なさって、朝5時起きで岩室温泉近くの源泉が垂れ流されているスポットまで入浴に行ってらっしゃったそうです。その源泉は湧出温度60度はあるそうなのですが、この極寒の中子供用プールを用意して、そこに源泉をくみため雪のちらつくなか裸になって、湯を浴びてきたのだそうです。
 で、嵐渓荘の鉱泉でも、熱交換する前のできるだけ湧出間もない状態で浴びてみたいということで、前々からの熱心なお願いもありましたので特別許可!・・・男風呂に子供プールを設置し、源泉タンクからでてきたばっかりのまだ冷たい(7度)のをためて浴びることとなりました。私もご相伴にあずかったのですが、やはり濃厚さはでてきたばかりの方が強い感じがしました。内湯と比べると若干ぬるぬる感がつよいような・・・
 将来的にはサウナ小屋の横に小さな源泉プールを造る思いがあったのですが、今回の経験でその方向性は間違いでないと確信しました。

子供プールに男2人

ちょっと見にくいですが、これ以上見やすくすると、
「やばい」写真になってしまいそうなので・・・

 

5月  雨がつづきますねぇ。雪もだいぶ圧縮されてしまいました。しかし、天気予報では今週末またぞろ低気圧がやってくるとか・・・。
 今で1m50cm位の積雪ですが、2月に同じ位降ると普通のところで3m。ってことになると、屋根の雪を下ろしたようなところは4m〜5mとなりまして、雪の捨て場に困ってしまうという大変な状況が予想されます。どうなるのかなぁ・・・
6火  お相撲さんたちがトレーニング宿泊です。栃東関たちが玄関先のヒマラヤ杉にのっしのっしと突進していきます。
 今年の個人的な密かな目標は有名人にたくさんお越し頂く宿 というかなりミーハーな、ちょっと人には言えないようなものだったのですが、年初から大関来館で幸先のよいスタートとなりました。
7水

 旅行業者もめまぐるしくIT化してます。お客様が便利になる一方で、宿サイドに販売面で今までにはなかった負担がかかるようになりました。そして一番楽になるの旅行業者。
 簡単な仕組みとしては、宿がネット上で客室を旅行業者のサーバーに提供すると、それをお客様が端末から購入することができるというものです。
宿にしてみると客室管理を怠りなく行わなければなりません。おつきあいのある業者が2〜3社でも大変なのに、今は過渡期ということでそれ以上の業者に客室を提供し管理している状態です。
 仕事のうちですから文句もいえないわけですが、自分とこのWEBの空室情報更新もままならぬというのになかなか大変な作業です。あくせく毎日客室管理していても、業者からネットで予約が入ってくることはほとんど0!。一軒宿の弱みですねぇ。こちらのWEBまでお越し頂いて内容をご覧頂ければ予約につながるのですが、業者WEBの乏しい情報では、ただの山の中のぼろい宿にしか見えませんからねぇ・・・。
  今後はネットなしには語れなくなっていくと思われます。が、ますます単純事務作業が増えていくならば、なんだか進歩してんだか退化してんだかわからないなぁ。

8木

 韓国からテレビ取材の申し込みそして国内のテレビ局からもひとつ。
 最近、本当に取材が多くなりました。でもなぁ、私的にはまだまだなんです。料理や接客の心は日々是修行としましても、建物はもう少しなんとかならんかなぁ。風呂の風情もいまひとつ。
 館内のあちらこちらの化粧直しを今年は行いたいなぁと考えております。
 大きな設備投資はできませんので、 アイディアと工夫で・・・まさにテレビのドン底旅館再生番組のような感覚でリニューアルするぞ!

9金  掲示板にかまくら楽しみの書き込みが・・・
明日から3連休。雪もいい具合に降ってきたし、いっちょかまくらのお色直ししましょうかね。このところの暖気でこの前つくったかまくらの天井はずずーっとさがってきてます。かまくらにも賞味期限があるのです。
10土

 いやぁ今日は参りました。
遠く和歌山県から3人の女性がいらっしゃいました。1年前から計画をたてて大変たのしみにいらっしゃったのだそうです。20歳位の方たちでした。
 ところが・・・かめむし君大発生にてお待ちかね。
 今日は暖房がよくきいていたこともあり、またお部屋が木造本館の3階のお部屋でもっともかめむし君がでやすいところでした。条件が揃いすぎまして、お部屋に御案ないされた瞬間・・・悲鳴が・・・。
 10匹以上のかめむし君がテーブルの上やお部屋のあちこちにでかけてきていたのだそうです。とほほ。
 お客様達はびっくりして泣いてしまいまして、コートを着たまま立ちつくし、今日はもう帰るとおっしゃいます。せっかく遠くからいらっしゃったのに、私達もかめむし君はどうにもならない虫害という意識もあったものですから、その後の対応も彼女たちの傷ついた心を癒すどころか逆撫でするような結果となってしまいまして・・・
 結局、三条市のホテルに部屋を見つけて、社長がお送りすることとなってしまいました。
 本当にもうしわけありませんでした。お詫びのしようもなく、こちらとしてもとっても悔いの残る一晩となりました。
 いつもはお迎えの直前にチェックして、その後出没すればすぐに駆除に出向くという対応方法だったのですが、それも限界がありますね。あの悲鳴は心にずきんとつきささりました。
 かめむし君が秋の終わり頃、山から木造家屋に入り込むのは防ぎようがないのですが、天井や壁の隙間を徹底的にふさいで入れないようにすることはできます。早急に手を打ちます。

 あぁ、くやし。 そして本当にもうしわけなかったです。

11日

 CINさんご来館。かまくら雪洞(ぼんぼり)のご教授を賜りました。私は手抜き雪洞ですが、CINさんのは手が混んでいて、薄い雪の壁から灯火が透けて輝きます。画像では雰囲気がなかなか伝わりませんが、この方式で(けっこうつくるの大変そうですが)ばばばーっと並んで輝いていたら、とても綺麗にちがいない。
 次回の製作時にはさっそく取り入れてみましょう。ありがとうございました。

12月

 税理士の先生と投資信託セミナーへ。日本は本当にハイパーインフレがやってくるのか?銀行預金よりもインフレに強い株式や金融商品の方が有利なのか?
 世の中が変わるのって、まず第一に面白そう。そんな状況でも宿屋は続けていけるのだろうか?・・・たぶん、できるんだろうな。大儲けした人が泊まりにいく宿とか、儲け損ねてしばらくのんびりしたい人が行く宿とか・・・。
 何事も自分に都合良く考えて生きていくのが一番だと思います。

13火  新潟県旅館生活衛生同業者組合青年部理事会が嵐渓荘で開催されました。
 いろいろ審議して夜はコンパニオン宴会。ほとほと飲んだ。楽しかった。嫁さん怒ってた。俺はばかだった・・・のか?
14水

 今年のバレンタインはもらいが少なかったっす。なんで?
 お昼からTBS(デジタル放送)の取材。夕方の情報番組に栃尾市・諸橋酒造さんの景虎(かげとら)PRの一環で当館も取り上げていただきました。
 取材は順調に進みまして、さぁ宴会じゃ!
 私もおよばれしまして、景虎(かげとら)をしこたま頂きました。うんめぇねぇ!

 やはり旨い景虎(かげとら)に魂をもってかれちゃいまして、みなさんを唄小屋かじかにお連れした頃には大酩酊状態・・・(^^; 素晴らしき夜に乾杯。
 放映は3月だそうです。でもデジタルだから直接みられない・・・。電機屋で見よ。

15木  県内でインターネットに熱心に取り組んでいらっしゃるNTTのある偉い方が、実はWEB嵐渓友の会の会員だっという真実。そして、セミナーのたびに嵐渓荘のWEBを紹介してくださっていたという噂。・・・、最近マンネリ気味だし、季だより発送してないし、見限られないように奮起せねば!
 やりたいことはたくさんあるのだ。がんばろっと。
16金

 栃尾又温泉「自在館」さんに伺いました。くわしいことは自在館さんのWEBにおまかせしますとして、忙しい時間にもかかわらず突然お邪魔した私達夫婦を温かく迎えてくれた若女将さんに大感謝です。
 60畳の大広間を10室の食事会場にリニューアルしたのは大正解だったそうです。古い木造3階建ての方も拝見させていただきました。嵐渓荘の木造本館と年代的にはほぼ一緒です。ちょこんと置いてあるコタツがかわいらしい。でも、夜はちょっと恐いかも。しかし、こんなところでゆっくり湯治できたらいっぱい本がよめるだろうな。
 京都からお嫁に来たという若女将さんに、うちの若女将(修行中)は子育てや仕事との両立のことなど詳しくきいていました。

17土  東京でバーテン(@渋谷・TheS)してた頃にお世話になったお客様が、また当宿までお越し下さいました。毎回遅くまで飲んべぇするのですが、今回は2時までカウンターでよもやま話に花を咲かせました。その後、じゃあ風呂でも入ろうかってことになりまして、私が先に湯船で待っておったのですが、そのうち気持ちよーくなってきてしまい、湯船の縁に醜い裸体を投げ出して眠ってしまったようです。
 一緒に飲んべぇしてたお客様は、そのあとにいらして何度か私を起こそうとしたらしいのですが、結局爆睡モードから抜け出すことはできず、気がつけば明け方・・・
 翌朝ぼそりと「大竹・・・酒よわくなったなぁ。。。」
(T_T)うるる・・・なんか悲しすぎ。
18日

 今日は大湯温泉の友家ホテルでパーティがありました。「雪と邦楽と懐石の会」こちらのホテルはおもしろい!
 いわゆる高度経済成長期に建てられてしまった建物なのですが、若夫婦が戻ってきてから一念発起、外観はお世辞にも良いとは言えませんが、内装は本当に人の温もりが伝わってくる仕上がりです。たとえば壁。全部自分たちで手塗りし直したのだそうです。4階建てながらエレベーターがありません。けれど、階段の踊り場にイスとテーブルが洒落た雰囲気で用意されておりまして、「階段登山ご苦労さまです」のメッセージ。その他にも、いろいろ知恵をしぼり、センスの良さを発揮して、一見の価値ありの宿を造ってらっしゃいます。ロビーに入った瞬間の外見とのギャップ(良い意味での)には驚かされます。入っちゃえば外見なんて関係ないよねってことに気づかされます。

 今は宿屋も大変革時代ですが、諦めずにがんばる経営者でありたいし、そんな仲間をたくさん持ちたいと改めて思いました。
 

19月

 韓国KBSテレビの取材がありました。ワールドカップ2002に向けて日本文化を特に今回は新潟県を紹介するのだそうです。レポーターの女の子が大変綺麗な方でした。なんでもあちらのタレントさんとか・・・
 露天で一杯セットにお酒ではなく、温泉の源泉を沸かしたのをいれて露天で一杯・・・、そして温泉粥も露天でひとくち・・・。さらに和服姿の女将がそれらを湯船に浮かべてそっとレポーターの方に押しやってあげるという演出・・・。
 うぅむ、なんだか異国情緒たっぷりの番組になりそうです。見てみたい!
 遠いところ本当にカムサハムニダでした。

20火  かめむし退治しました。天井裏にあがってみると、結構います。本当は天井の断熱材の表面をすべてラッピングして、かめむし君が侵入できないようにしようとも考えたのですが、構造的に無理そうです。
 そこでバルサン。ひたすらバルサン。
 いやぁすごかった。写真にはのせられないくらいでした。もう1回やらないとかな。
21水  2月の平日ながら本日は大忙しでした。昼間は地元の方のご法要。そして夜は大手企業様の新年会。大広間を昼から夜にどんでん返しするのが一番の山です。私はマイクロ運転でしたので、居合わせませんでしたが、たいへんだったに違いない。
 あと板前さんたちも朝から晩まで・・・。ぴりぴりしてたなぁ。
 明日の朝は朝食7時ということで、私も久々に5時起き出社です。さぁ寝よう。
22木  FAXで道案内するときのB4サイズの道路案内を改訂しました。われながらよくできた(^^)。ちかいうちにWEBにはPDF形式でアップします。
23金  啓永日記
風邪気味のため服薬中。甘味が入ってない薬が1袋あり大人の私が飲んでも苦い!
啓永も勿論気付き、頑として飲みませんでした。
24土  啓永日記
さすが食物屋の子供。食べ物には目が無いよう。私が何か食べているともの凄い勢いでハイハイ突進してきます。何でも手でつかんで食べたい頃。
25日

 村の商工会青年部で岩室温泉へ。宴会では地元の割烹料理屋の倅さんと熱弁をふるいあうひとときとなってしまいました。他の男衆がコンパニオンととてもここではお話しできないような遊びを繰り広げる中、私達といえば・・・世代間の責任問題と商売の後継問題について。経済構造における資本主義、共産主義、無政府主義について。キリスト教とイスラム教の起源について。などなど語り合っていたのでありました。私も実はこの手の話は嫌いじゃなかったりします。
 しかし、コンパニオンさんにまで「あの二人はいったい何しに来たの?」といわれてしまう始末。いやはやおもしろかったけど、なんかやっぱりこういうのって本当に遊び上手とはいえないのではないかと反省したのでありました。

26月

本日、嵐渓荘はフレンチです。お箸でフレンチ。
地元の若妻会の皆様にお楽しみ頂きました。
いつもと違う料理を提供するというのは、
非常に手間ひまかかるもんですねぇ。
10名様以上集まればフレンチも可能です。
嵐渓荘風フレンチもなかなかのお味です。

27火

 昨晩は、金沢からいらした大学生のお二人と楽しいひとときを過ごしました。
カクテル勉強中とのことだったので、昔取ったきねづかで私もお恥ずかしながらシェーカーをふらせて頂きました。いやはや楽しい、楽しい。映画や本の話であっという間に夜もふけてしまいました。リキュールを味見と称してしたたか痛飲しまして、柄にもなく気持ちわるくなってしまいました。
 翌朝、寝坊して入った朝湯で外を眺めれば青空。雪も残雪かぁ・・・
 なぜか昔を思い出し、しみじみする朝湯のひとときでした。

28水

 

年月一覧表へ

一年前
2000年

あの頃