昆布のダシが利いたような味わいの源泉で炊く塩加減が絶妙の温泉粥

朝食の美味しい温泉宿 恒文社・新潟発の記事

 

吊り橋と水車が目を引く嵐渓荘。ロビーや客間からは、周囲の緑が目に鮮やかに飛び込んでくる。豊かな山の幸を生かした料理が自慢だが、中でも人気の高いのが朝の温泉粥。ラウンジに炭で沸かした源泉が用意されているが、飲んでみるとほのかに昆布の味がする。この源泉で粥を炊くのだ。「塩の温泉というのは結構あるんですが、うちの源泉は昆布茶みたいな味がするんです。それを料理に使ってダシが利きのうまいってのは珍しいんですよ。」と、大竹啓五さん。
  この温泉粥のほか、手作りヨーグルト、特製鮭の味噌漬け、地の山菜や野菜を使った小鉢、茶碗蒸し、生ハムサラダ・・・。「できる限り自家製で」と、手間を惜しまずに朝早くから、女将が先頭に立ち、4人の板前とともに朝ごはんをこしらえる。「おいしいということと、嵐渓荘にお越しいただなければ味わえないもの。お客様の声を大切にし、板前たちと研究しています」。女将の大竹チエさんが、料理へのこだわりを話してくれた。確かに、板前でないと料理できないものが多く、朝ごはんへのこだわりが窺える。女将自らが先頭に立ち、手間をかけてつくる自家製の朝食

源泉で炊いた温泉粥とともにファンが多い、ソバの実を添えた茶碗蒸し。