つり橋便り > 2002年 > 4月

4月10日

 福島の土湯温泉で秘湯の会の次世代研修会がありました。
 翌日、秘湯の会の川上温泉さんを訪れました。ここは上の写真の穴湯風呂が有名なのですが、下の写真のプールのような内風呂もすばらしい!

 なんと、温泉湧出量は毎分120リットル♪じゃばじゃばと高温の温泉があふれかえっています。

 プールのようなお風呂は浴槽の真ん中あたりが深くて1メートル以上はありました。それでもって、壁には子供用の浮き輪がぶらさがってました。たしかに、これなら子供が泳いでもじゃまにならないよなぁ・・・。すげぇ。

 裏山にはカタクリが群生していて綺麗でしたよ。冬中夏草のコレクションがあって、本物をはじめてみました。

 

 

4月18日

 山野草が一斉に咲き始めました。敷地内でカタクリを群生させたくて、株を移植しているのですが、なかなか増えませんねぇ。


 それぞれの植物にあった環境があるようで、すこし木が枯れて日光があたるようになったりすると、去年まで見えていた野草が消えてしまってり、そのまた逆があったり。人間の手によらずに生きているからすばらしいのかもしれませんね。

4月20日

 久しぶりに日記を更新できました。最近は掲示板にお返事書くのと、貸切風呂の進捗報告で精一杯。なかなか、日記まで手をのばせませんでした。なにかと役割が増えて落ち着いてPCに向かえなくなったからかもしれません。いや、PCの前にはほとんど1日中座っているけど、他のことばかりしてないといけないというのが正確かな。あと、子供ができてそっちと遊ぶ方にエネルギーをとられてしまうということもあるかな。おっと、(^_^;)「そんなことないわ!もっと子育てに参加してよ!」という嫁さんの声が聞こえてきました。
 しかしながら、おかげさまでネット予約が実に増えました。それは、嵐渓荘のホームページの完成度うんぬんは関係ないように思います。世の中が変わってきたのだと感じています。他の誰かも言ってました。お客様の宿選びの方法が様変わりしてきたようです。
 「ゴルフをするついでに泊まる宿」「宴会をするために泊まる宿」「観光地を訪れるために泊まる宿」という探し方ではなく、「のんびりするために泊まる宿」「息抜きするために泊まる宿」という探し方。どこにも立ち寄らずに宿へ直行し、静かに時を過ごすというパターン。その場合には、何冊かの雑誌とインターネットで、自分と波長の合う宿を気長に探すようですね。
 嵐渓荘の場合には、そういう目的に合ったお宿のようです。冬でもお越し下さるお客様が増えているのはそういう理由のようです。そして、最近気がついたことがもうひとつあります。
 自分たちが働くスタイルは、昔とたいして変わっていません。なのに、お客様の評価がここ数年で非常に高くなったということです。昨日は「マニュアル検討会」という名の、この時期恒例の社内研修でした。挨拶の仕方とお呈茶の練習でした。ここは、温泉地でも市街地でもないので、特別どこかで修行してきたというようなプロはいなくて、働く人間は自分も含めて素人に毛がはえたような人間ばかりです。なので、「おもてなしは素朴な心で」をテーマに基本的なことだけはしっかりやりましょうね、という気持ちで働いています。つまり高度なサービス技術は望まれても、ちょっとなぁ・・という気持ちが正直あります。野暮なところも当然あります。気が利かなかったなぁと後から反省することもしばしば。
 昔は、「どこそこの宿屋はここまでしてくれたのに、ここはだめだねぇ」という風なクレーム、お叱りの言葉を頂くことがちょくちょくありましたが、最近はそういうのがなくなりました。朝から晩まで息の抜けない商売ですので、従業員のみんなは肉体的にかなりハードだとおもいますが、なんだか自然体で働ける無理のない自信みたいなものが芽生えて、精神的にはのびのびと仕事できてるんじゃないかなぁと、勝手ながら感じています。のんびりしにいらっしゃるお客様に、細かいことでキリキリしている宿の人間というのも変なものですからね。お客様の方でも、嵐渓荘にはそんな大げさなものは期待していないということなのでしょうか?
 ただ、現状維持でよいのかというと、そんなことはありません。この前「宿の演出・工夫にひねりがなく、統一感にややかける。」というご意見を頂きました。まだまだ未熟なところがいっぱいありますね。春になり、ゴールデンウィークが目前です。今年はみんなでどこまで挑戦できるかな?ノンビリ着実にすすんでいけたらなぁと、このごろ考えています。

4月21日

 学生時代に私は東京・渋谷のBar「theS」で5年間いろんなことを学びました。そのお店でバイトしてたんです。私の人格形成に多大なる影響を与えられたお店でした。
 マスターを「親方」と呼び、田舎からぽっと出たての不遜な弟子としてああでもない、こうでもないとカウンター商売のいろはから教えてもらいました。今こうして、こんなふうなホームページを作れたり(センスとか雰囲気づくりの面で)、宿屋商売にすんなりとけ込めたのは、その充実(しすぎだったような気も(^_^;))した時間があったからこそと思ってます。
 本日、その親方が釣りを目的に遊びにいらっしゃいました。私がバーテンをしてた頃からのお客様M氏とともに・・・。
 「友遠方より来る また楽しからずや」
 実にたのしい1日でありました。

4月22日

 山野草が盛りを迎え、チューリップや芝桜も花を咲かせ始めました。
 去年植えた無花果や石榴が予想以上に大きく太く育っています。  木って冬の間にも大きくなるの?
今でこそ庭には様々な植物が大きく生えそろっていますが、これはみんな、私のおじいさん、おばあさんが植えた木々。古代アメリカ原住民は400年後の子孫のことを考えて木を植えたそうですが、なんかそういうゆったりとした時の流れで考えるっていいかもなぁ。

4月26日

 山菜採りのおじさんがコシアブラの苗木を2本もってきてくださいました。「おめさんちの、ほれぇ、ひろと君とゆめちゃんの記念樹らこてね」と、チビ二人の名前をつけて植えなさいとのことでした。
 水に近いところがいいようなので、水門から守門川へつながる水路の脇にうえました。しっかり根付くとよいのですが・・・。
 10年後、というとずいぶん先のようですが、10歳といえばまだ小学4年生。ちょうど、宿屋のほうもいろんな意味でひと区切りとなる2012年。丈夫にそだってくれよ♪

 

 

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