工事進捗状況報告 平成14年10月13日 【報告】 【平面図】 【渡り廊下】 【湯小屋】
 ながらく更新しておりませんでしたが、新・風呂計画は進行しておりました。夏場の繁忙期にまるまる1ヶ月、私と亭主が諸般の事情で検討を進められなかったのが遅滞の原因であります。しかし、ここへきて大躍進!設計の先生に大奮闘いただきました。そして昨日、大工さんや諸々の工事業者さんから見積があがってきました。今月中に諸調整を済ませて、着工予定です。予算になんとか納まりそうです。
 完成目標は12月20日。屋根をかける前に雪が降らないことを祈りつつ、あとは馬力で突っ走るしかありません。今年の冬は雪見露天の楽しみがまた倍増することでしょう。ご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
 とにかく、最終図面にもとづいたCGパースをお届けします。ごゆるりとご覧くださいませ。ご感想・ご意見などメールにていただければ幸いです。

平面図 【報告】 【平面図】 【渡り廊下】 【湯小屋】

 あとから気づいたことだったのですが、うちの設計の先生は製図が「手書き」だったんです。CADのようにやり直しが簡単ではない。つまりプラン変更の場合は最初から書き直しすることになってしまう(^_^;)。それも知らずに我々は平気でコロコロとあぁでもない、こうでもないとしたもんですから、先生は本当に大変だったようです。いやぁ、よくぞおつきあい頂けました。ありがとうございます<(_ _)>。
 さて、最終的には以下の図面でおさまってきました。既存のりんどう館から渡り廊下で湯小屋に向かいます。トイレは廊下の手前につけました。用を足す方はこちらで。人間というのは不思議なもので、裸になったとたんに突然もようしたくなるものです。本当は湯小屋につけたかったのですが、排水管工事の関係でこちらとなりました。なので、ここに看板だしておかないとなりませんね「急ぐとも 心静かに 朝顔の 外にもらすな 玉のしらつゆ・ここが最後の朝顔です」。
 廊下は開放的にできておりますので、冬期間のすきま風対策は考え中です。隙間さえ埋まれば、ファンヒーターで暖かいはずby経験測。
 廊下を渡りきると湯小屋にたどりつきます。建物の入り口の右手には、小さく水が流れ落ちる池があります。土の中から出てきた大岩に囲まれたこの池には水芭蕉や睡蓮を育てる予定です。既存の水車の近くに睡蓮の小池があるのですが、ここには蛍の幼虫のエサになるカワニナがいっぱいいます。そこと環境的にほとんどかわりませんので、ここもカワニナが繁殖する可能性・大です。蛍の養殖池になればなぁと目論んでおります。
 湯小屋に入ると真木の清水がちょろちょろ流れる平たい大岩。そしてその横をスロープであがれば風の吹き抜ける湯上がり処となります。湯上がり処をどんな風に演出するかは、これからのお楽しみですね。平たい大岩に注ぐ水はそのまま岩をつたって下の池に流れ込んでいきます。
 さて、バリアフリーには対応させて頂きました。客室から脱衣室まで段差なしで車椅子で行けます。渡り廊下も湯上がり処も工夫して階段は無くしました。
 問題の浴槽は内風呂が2.5m×1.3mでおよそ2トン。露天も約2トンの大きさです。造りは予算のこともあり、また素朴さとお湯の特質である成分が湯舟に付着して白いコーティングになるということも鑑みまして、内湯はシンプルなコンクリート製です。湯舟の縁には木を置く予定。一般的にはタイルや石を張るわけですが、それは無し。もしかすると砂利の洗い出しになるかもしれません。露天はまだ検討中でして、2番の方は岩を配した岩風呂風。1番の方はアイディアを練っています。ぎりぎりまで考えます。眺めはいずれも川に向かいますので、目隠しも上手にして、瀬音をききながらどっぷりと自然につかることができると思います。脱衣室は広めに造ります。今回のお風呂は夜は貸切可能としますが、通常はパブリックのお風呂として男性・女性それぞれの浴場となります。そのため、脱衣室は5〜6人が一度に来ても大丈夫なようにしてあります。また、他の宿屋に泊まってみて、この手のお風呂は脱衣室やシャワー部分がほとんど野ざらしの場合があります。夏はいいのですが、冬、特に子供なんか連れてる場合には凄く不自由します。そこで、脱衣室・シャワー室の気密性は高くしました。シャワーもパブリック利用時を考えて2つ用意します。以上、だいたいこんなかんじですね。
 ・・・浴室付近はまだまだ変更する可能性もございます。念のため。


渡り廊下 【報告】 【平面図】 【渡り廊下】 【湯小屋】
 渡り廊下はりんどう館からの川方面の眺めをさえぎるようになりますので、意匠には気をつけました。威圧感のないように。しかしながら、1mほど床面があがっていかなければならないので、廊下自体の高さは高くならないように。
 また、通常廊下は建物の付帯物ですのでなおざりにされがちですが、この廊下はそこにあるだけで風情を醸すものでなければなりません。そして、あくまで低予算f(^_^;)。いろいろと法規上の問題もありまして、検討の結果以下のような形におさまりました。廊下の床下は冬囲いの材木置き場になる予定です。

湯小屋 【報告】 【平面図】 【渡り廊下】 【湯小屋】
 アンケートをお願いした頃からすると、はじめは木に吊そう!と考えていたわけで、それから考えると随分あたりまえの格好で決着がついたように思います。機能的なものは全て詰め込み、できるだけ素朴に昔からそこにあったような風情で、自然をたっぷりあじわえるものを。という願いでできあがってきたプランです。
 一時は夢がふくらみすぎまして、「総工費○億円になりますよ!」と怒られてしまうこともありました。このプランも図面で見てるとあまり大きく感じなかったのですが、実際の地形に照らし合わせてみると大きい建物だなぁと感じております。屋根の一番たかいところで4m位あります。冬の雪のことも考えると、この位が適当でないかなぁという結論です。
 浴室から眺める景色は今度の機会に画像を製作してアップしたいと思います。