新潟の

渓流と釣り

  生

     一

(新潟県渓流協議会編/新潟日報事業社刊)より

守門川

★五十嵐川合流点からハヤ混じりでヤマメが釣れるが、本格的な釣り場は早水集落から上流。ハヤとイワナが少々の川がヤマメの好釣り場に一変した。生態系の変化などという難題を考える以前に、一釣り人として長年の漁協の放流努力に敬意を表する。

★禁漁区は、長野温泉下流の堰堤上下200mの間。

★早水集落の堰堤までサクラマスが遡上するため、天然ヤマメが主であるが、堰堤上流は放流ヤマメの自然繁殖が進んでいる。

★早水集落から遅場集落の間は、大石の瀬と淵が交互に現れる素晴らしい渓相であり、また水質もよく魚型もそろう。ヤマメが主でイワナは少ないが、大型がでる。

★遅場集落上流は廊下帯となり、春先は左岸からの雪崩が多く危険。夏場は問題なく逆橋上の堰堤まで遡行できる。ヤマメはこの堰堤まで。

★ハヤは遅場集落まで生息する。

★逆橋上の堰堤から次の堰堤間約300mの間は泳がなければ遡行は無理。

★アバラシ沢出会い下にも大堰堤がある。落口はプール状となっており、イワナのたまり場となっている。

【イワナのたまり場】
エサ釣りではポイントまで届かないし、フライでは風圧に負けてしまうので、ルアーを投げてみた。必ず5〜6匹付いてくるが、なかなか釣れない。スプーンのフックをはずし、エサ釣りのハリをハリス20センチ位にしてルアーに結び、オニチョロを付けて引いたら簡単に釣れた。味をしめて朝日大鳥池でブナ虫でやったら大成功。ただし、大物は釣れない。

★吉ヶ平より上流は開けた石川となり釣りやすいが入渓者が多いため、雨後の増水時以外よい釣りは期待できない。

★渓沿いに守門岳登山道があり、増水時も危険はない。小松沢出合い下に旧マス止めの滝である、大滝(3段20m)がある。

★この滝から湯ノ沢までの間は硫黄沢の悪水が強いため魚影がない。湯ノ沢は途中、湯ノ沢滝(10m)がある程度で問題はないが、落差のあるヤブ沢で、最奥まで先人が放流したイワナが生息する。

★資源保護のため残しておきたい沢である

★支流の田麦沢は、本流出合い1kmで遡上止め滝となり、以遠はヤブ沢のイワナ釣り場。

★冷田沢、アバラシ沢ともに本流からの遡上はないが、イワナの型は良い。下滝沢は落差約100mの下滝までが釣り場。会沢は落差が大きく釣り場は短い。

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信濃川水系/五十嵐川

 東・南蒲原郡界尾根の一峰、駒形山(1072m)を水源とする五十嵐川は、

新潟県のほぼ中央を東西に貫流する、流程約45kmの一級河川である。

 水源である笠堀川は、早出川水系と同じ川内山塊に属するため、標高、水量

からは予想もできない険悪な渓相を呈し、また未開の山々は頸城の海谷山塊

に比肩する。

 特筆すべきは残雪量の多さであり、完全なV字渓谷である笠堀川において

は、標高300mに満たない小又川出合いより上流が、8月中旬まで雪渓に

閉ざされていることも珍しくない。